こんにちは、今日も大学入試の面接のコツについて話していきたいと思います。
今日は、蓮舫さんと言えはこれ!という位有名な
「2位じゃダメなんでしょうか?」
について面接でのテクニックと関連して説明してみます。
「2位じゃだめなんでしょうか?」と言えば、否定的な言葉というイメージがありますね。
でも、実は、絶好のアシスト発言でもあるんです!
大学の面接試験でも使えるテクニックですので、是非読んでみてください。
目次
2位じゃだめなんでしょうか?ってそもそもどこで生まれた言葉?
「2位じゃダメなんでしょうか?」とはいったいどんな状況で出てきた言葉なのでしょうか?
ざっくり説明すると
無駄な支出を防ぐために「事業仕分け」という、支出に無駄がないのか?を判定するイベントで、文部科学省が
「速度世界一のスーパーコンピューターを作る」
という予算申請をしてきました。
それにたいして、蓮舫議員が
「2位じゃだめなんでしょうか?」
と発言したのです。
この発言に対して
「蓮舫は2位以下でもいいと思ってるのか?」
「蓮舫は日本の科学技術の発展の邪魔をする売国奴」
などと批判されました。
その後も、流行語のようにネタ的に使われるようになりました。
なぜ、蓮舫さんは「2位じゃだめなんでしょうか?」って発言したの?
それでは、蓮舫さんはなぜ「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言したのでしょうか?
文部科学省が「速度世界一のスーパーコンピューターを作る」という研究をしていて、その予算の申請をしていました。
その時、「世界一を取ることで(国民に)夢を与えるのは、プロジェクトの目的の一つ」
と説明しました。
ちょっとフワフワしていて具体的じゃないですよね。
その発言に対して、蓮舫さんは「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言しました。
その質問に対して、文部科学省の担当者は十分な説明が出来ませんでした。
・・・その結果、予算が削減されました。
ここで何が問題だったかというと、文部科学省の担当者は
・1位を取ることの意義
・1位を取ると科学や経済にどのような効果があるのか
・1位を取るための具体的なプラン
といったことの説明が不十分だったことだと思います。
別に蓮舫さんを擁護するつもりがありませんが、
蓮舫さんは別に「1位じゃなくて良い」って思ってたわけじゃないと思うんです。
「2位じゃダメなんでしょうか?」というのは「1位じゃなきゃダメな理由をもうすこし具体的に説明して」という意味だったと私は思います。
それに対しての回答が不十分だったので予算削減・・・になってしまったと思います。
「2位じゃだめなんでしょうか?」から学ぶ面接での質疑応答
この、「2位じゃダメなんでしょうか?」発言が出た理由は、上でも書いたように、説明がフワフワしていて具体性が無かったからだと思います。
実際の大学入試の面接していた時には
「それなら、別にうちの大学じゃなくても良いよね?」
と思うことは、何度もありました。
これって感覚としては「2位じゃダメなんですか?」と同じだと思うんです。
実際、推薦の面接の時に隣の先生が質問したことあるんですよ。
受験生は戸惑った感じでしたね。
でも、質問の意図さえ分かってれば、本当はこれってチャンスなんですよ。
「それなら、別にうちの大学じゃなくても良いよね?」の質問の意図は
「あなたの志望動機はもう一つ具体性が無いね、もう少し具体的に説明できますか?」
ということを言っているんだと分かれば、答えられますよね。
そして、しっかり答えられれば、合格をぐっと引き寄せられます。
こういう、一見意地悪にも思える質問って誰にでもするわけではありません。
もう、この人は不合格だな、って人にはこういう質問をわざわざしません。
「ボーダーライン上で、この質問にしっかり答えられたら合格かな?」
って場合にこういう一見意地悪な質問、だけど、実はアシストみたいな質問がくる場合があります。
2位じゃだめなんでしょうか?一見意地悪な質問こそ大事
ということで、蓮舫さんの名セリフ?「2位じゃだめなんでしょうか?」と面接について書いてきました。
こういう一見意地悪な質問は、もう一歩の人がされる場合が多く、実は大事なアシストだったりするんですよ。
自分では具体的に説明できていると思っても、実はフワフワしているっていうケース、意外と多いです。
そこで、しっかりと具体的に説明できれば、合格があなたのものになるのです。
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