こんにちは、今日は面接時間の短い長いと合格不合格の関係について書いてみます。
11月に、公募推薦が終わった人からこんな質問が来ました。
先輩から「面接時間が短いと不合格だよ」
と言われました。
私の面接時間は短く、10分くらいで終わりました
私は不合格でしょうか?
気持ちを切り替えて一般入試に切り替えるべきでしょうか?
たしかに、ネットでは「面接時間が短いと貴方に興味がないという意味なので不合格、長いと貴方に興味があるからなので合格」という情報があったりしますね。
情報がいろいろあって不安になりますよね?
実際どうなのでしょう?私の経験をもとに、元国立大学教授がチラッと解説しちゃいます!
この記事を書いた人
元国立大学教授
・推薦入試面接担当を20年にわたってみてきました。
見てきた受験生は400名以上
・そして10年以上推薦入試面接主任として、実際の合格不合格を決めてきました。なので、どういう人が合格か不合格か全部知っています(笑)
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目次
面接時間が短いと不合格?いや合格なんじゃないかな?
まず、建前で言いますと、
面接試験も公平性が求められているので、特定の受験生に沢山質問したり、逆に少ししか質問しないということはありません。
だいたい、どの受験生に対しても質問の数は同じくらいです。
では、なぜ面接時間に差ができるのでしょうか?
面接時間が短くなる理由1:受験生がスラスラ答えすぎ (合格パターン)
面接時間が短くなる理由として、まず
受験生が質問にスラスラと答えたため
というパターンがあります。
実際、「準備をしっかりとしてきたなあ」と感じる受験生は、質問に対してしっかりとスラスラ答えるので、短い時間で必要なことを伝えてきます。
もちろん、印象はGood!なわけで合格になる可能性も高いです。
面接する側としても、
・短時間で
・分かりやすく
・しっかりと
答えてくれるのが一番評価高いです。
ですから、1位で面接試験を合格する人は試験時間が短い人だと思います。
「もう十分だし、この人合格で良いと思いけど、まだ1分時間残ってる、どうしよう?」
ってなるケースも何度かありました。
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面接時間が短くなる理由2:受験生が答えなさすぎ (不合格パターン)
一方で面接時間が短くなる理由として、受験生が話してくれないというケースもあります。
例えば
あなたが高校時代頑張ったことについて紹介してください
という質問に対して。
はい、私は文化祭でクラス代表を務めました、
文化祭では喫茶店を開き、その企画や準備を行い様々な経験をしました
という答えが来ました。
それだけですか?
と思ってしまいます。
・何を苦労したのか
・何か得ることはあったか
・大学進学後に活かせることはあったか
そういう具体的なことが聞きたいのですが、言ってくれなければこっちもそれ以上質問することはありません。
とにかく、一つ一つの答えが短いうえに、内容をしっかりを伝えていない。
その結果、面接時間も短くなってしまう。
このケースも面接不合格の人の一つのパターンではあります。
また、
緊張して、用意したことを話せない
為に短い時間になってしまうこともあります。
これも不合格のパターンとして良くあります。
だから、このブログで何度もかいていますが
緊張しないで、自分の力を出す
ことがとにかく大事なんです。
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面接時間が長い方が好印象?どうでしょうか?
よく「面接時間が長い方が好印象」
と言われますが本当でしょうか?
面接時間が長いということは
・受験生
・面接員
のどちらかが長い時間話しているということです。
面接時間が長くなるケース1:受験生がアピールポイントが多くかつ話が上手い(合格パターン)
おそらく、総合型選抜(AO入試)で慶応SFCをはじめとする難関校合格した人はこのパターンになる人が多いと思います。
ただし、難易度は高いと思います。
正直長い話を聞くのは聞く側としては楽ではありません。
聞く側を飽きさせず、引き込むようなトークの力が必要です。
そのためには、沢山のアピールできる内容も必要ですし、何度も何度も練習を重ねてトーク力も高める必要があります。
そうしたことができる人の場合、このパターンでの合格になるのでしょう。
でも、実際はより簡潔な方がいいんですよ。
面接時間が長くなるケース2:受験生が余計なことを無駄に話す(不合格パターン)
推薦入試で一番多いパターンがこれですね。
質問していることとちょっと違うことを話す
繰り返し同じことを話す
そこまで話さなくてよいというところまで話す
ある意味王道の不合格パターンです。
こういうときって面接官、イラっとしている場合多いですね。顔に出す先生はいないと思いますが。
でも、意外とこういう面接した人って
意外と「手ごたえがあった」
って思っている人いるんですよ。
緊張して答えられなかった場合は、
あー、ダメだったかな?
と思うのでしょうが、
沢山話すことができた=手ごたえあり
と、思ってしまうのでしょう。
それは残念な勘違いです。
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あなた、手ごたえありそうですね、でも・・・
面接時間が長くなるケース3:先生が語りだすパターン(合格?パターン)
面接時間が長いケースとして
「面接官の先生が語りだす」
というものもあります。
これは、受験生の答えにどこかにスイッチが入っちゃった先生が語り始めるというパターンで、基本的には良い印象を持たれた時に起こります。
「私よりも、先生の方が沢山しゃべっていた」
という経験をする人もいます。
たいてい良い結果が待っています。
何か良い印象を持たれるようなトークをした
→先生が語りだす
というパターンは意図して作ることは難しいですが、こうなったらうれしい結果の兆候です。
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語りだす面接官は良い兆候
笑顔の面接官は合格サイン?
私は面接指導するとき、生徒さんに
「面接官を笑顔にしてきなさい」
と、良く言います。
面接官が笑顔になるということは、そも受験生にとって良い印象を持ってくれている証拠です。
就職試験の場合、面接官が笑顔でも・・というケースはありますが、それは彼らが「面接のプロ」だからです。
「面接のアマ」の大学の先生なら笑顔になったら合格サインの一種だと思ってもよいでしょう
ただし、
笑顔と苦笑いは違う
ことに要注意です。
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この絵の右の女性は苦笑いしてますね
推薦入試、面接時間が短いと不合格?長いと合格? まとめ
推薦入試、面接時間の長い短いと合格不合格には関係があるのでしょうか?
結論は
面接時間と合格不合格は全く関係が無い
なぜ長かったか?
なぜ短かったか?
ということが大事で
言うべきことを簡潔に話す
盛りだくさんの内容を上手に話す
場合は合格で
内容が不十分
世怪な内容を長々と話す
場合は・・なわけですね。
あと、
先生が語りだず
先生が笑顔(苦笑いではなく)になる
場合は合格のサインかも?
これも大事ですね。
推薦入試についてもっと知りたい人、本物の推薦入試の対策をしたい!という人は問い合わせてくださいね!それではまた!
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